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阿寺渓谷保全に住民の声 大桑村が「意見聴く会」

大勢の訪問客でにぎわう阿寺渓谷の入り口を見学する委員たち大勢の訪問客でにぎわう阿寺渓谷の入り口を見学する委員たち
 木曽郡大桑村は27日、訪れる人が急増している阿寺(あてら)渓谷の保全に向け、住民の「意見を聴く会」を設けた。村は豊かな自然を守るため、この夏から大型バスの乗り入れを禁止している。会は、乗用車の乗り入れを規制するかどうかや、利用料徴収の是非などについて12月初めまでに提言をまとめる。

 会の委員は公募で選ばれた9人。村中央公民館で行われた会合で貴舟豊村長は「大勢の人が来てくれるのはありがたいが、自然を後世に残す方法を考えてほしい」とあいさつした。

 委員はその後、渓谷を視察。村道兼林道は幅が狭く駐車できる場所も限られるが、この日は中京圏を中心に乗用車488台が来ており、擦れ違いに時間がかかる場所も多かった。捨てられているごみもあり、委員からは「維持管理費をもらう必要がある」「乗用車の乗り入れを禁止し、バスに乗り換えてもらうべきだ」などの意見が出た。

 渓谷には昨年7月下旬〜8月末に4万人近くが訪れた。村によると今年もほぼ同じペース。村は「聴く会」のほか、渓谷周辺の森の整備や管理態勢を考える管理運営協議会の意見などを参考にして、方針を決めるとしている。

(8月28日)

長野県のニュース(8月28日)