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30年前に思いはせ 飯田でタイムカプセル開封

掘り起こされたタイムカプセルの前で記念写真を撮る市民ら掘り起こされたタイムカプセルの前で記念写真を撮る市民ら
 長野県飯田市制施行80周年記念事業として市は26日、30年前の50周年記念に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、開封した。中身は、市民が自分や家族らに宛てた手紙約2700通や資料など。市民らは作業を見守りながら、30年前に思いをはせた。

 牧野光朗市長や埋設に関わった業者らが作業に立ち会った。タイムカプセルは、直径約1メートルのオレンジ色の球体。30年ぶりに地上に引き上げられる様子を、市民たちは身を乗り出して見つめたり、盛んにカメラのシャッターを切ったり。カプセルの中をのぞいた人たちは「きれいに保存されているね」と話していた。

 同市の相津良彦さん(63)は、大宮諏訪神社前の桜並木や天竜峡など市内の四季を、仲間と数年かけて撮影したビデオテープを入れていた。「亡くなってしまった仲間もいるので、当時を思い出しながら見たい」。ただ、30年がたち、再生のためのビデオデッキを持っている人が周りにいないといい、「まずはどうやって見るかを考えないといけないですね」と苦笑していた。

 カプセルは市役所内に展示され、手紙は9月上旬ごろにそれぞれの手元に郵送される予定。

(8月29日)

長野県のニュース(8月29日)