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早朝の街角 優雅な調べ 松本 信大交響楽団路上ライブ

波田駅前でバイオリンやビオラを演奏する信大生ら。音色に引かれて、登校中の子どもたちも足を止めた波田駅前でバイオリンやビオラを演奏する信大生ら。音色に引かれて、登校中の子どもたちも足を止めた
 一日の始まりに優雅な響きを―。信州大交響楽団の団員や元団員の有志らが28日、松本市波田のアルピコ交通上高地線波田駅前などで路上ライブを開いた。早朝の街角に響く思いがけないバイオリンとビオラの調べに、ランドセルを背負った登校中の子どもや通り掛かりの住民らが足を止め、聴き入った。

 市中心部で開かれているセイジ・オザワ松本フェスティバル(OMF)に合わせ、郊外の波田にも音楽祭の気分を届けようと初めて企画。信大交響楽団元団員の市議が代表を務める地元まちづくり組織「波田コミュニティデザインクラブ」が共催した。

 波田駅前では午前7時すぎから、映画「となりのトトロ」や「魔女の宅急便」のテーマソングなどを演奏。オッフェンバック作曲の「天国と地獄」を弾くと、立ち止まって聴いていた男の子は「この曲、知ってるよ」。唱歌「故郷(ふるさと)」の演奏に合わせて歌いだす子もいた。

 この日は波田駅前に加え、地元の保育園や特別養護老人ホームなど6カ所を演奏して回った。信大交響楽団コンサートマスターで、ビオラを弾いた嶋田雄紀さん(21)=経済学部3年=は「子どもたちとの距離が近くてよかった」と話していた。

 嶋田さんらは今後も月1回のペースで波田でライブを開いていく考え。これとは別に、信大交響楽団は県内各地の街角などに出向く「街中ミニコンサート」の取り組みを、秋までに100回を目標に進めている。

(8月29日)

長野県のニュース(8月29日)