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県職員妻 詐欺疑い再逮捕 架空の「がん患者支援事業」

 県職員の妻が、架空の県の子育て支援事業を紹介して知人から金をだまし取った事件で、長野中央署と県警捜査2課は30日、別の知人に架空のがん患者支援事業を持ち掛けて金をだまし取っていたとして、詐欺の疑いで長野市西長野、無職山田明美被告(47)を再逮捕した。容疑を認めているという。捜査関係者によると、だまし取った金の一部は生活費に充てられていたとみられる。

 逮捕容疑は4月上旬、長野市内の知人女性(30)に、実在する金融機関ががん患者支援事業を設けているとうそを言い、「がん患者しか入れない預金で、お金を預ければ他の預金よりも高額の利子が付く」などと持ち掛け、2回にわたって現金計60万円をだまし取った疑い。女性はがん患者ではなかったが、捜査関係者によると、女性の関係者にがん患者がいるという。

 山田容疑者は9日、佐久市内の知人女性(44)に「県の子育て支援事業に金を預けると高い利子が付く」などとうそを言い、115万円をだまし取った疑いで逮捕され、29日に詐欺罪で起訴されていた。起訴内容を認めている。

 捜査関係者によると、山田明美容疑者は同様の手口で、自身の子どもが通う長野市内の小学校の複数の保護者仲間から計数百万円をだまし取った疑いがある。「夫が県職員なので制度を知っている」などと言い、夫を通じて入手したとみられる県の公文書を改ざんした書類を見せるなどして、相手を信じ込ませていたという。保護者仲間の一部は長野中央署に相談している。

(8月31日)

長野県のニュース(8月31日)