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「第1期再編で活気」の声も 高校再編 飯田で地域懇談会

 県教委は31日夜、2018年度からの県立高校第2期再編や高校教育の今後の在り方を盛った「学びの改革実施方針」案作りに向け、旧第9通学区(飯田下伊那地域)を対象にした地域懇談会を飯田市鼎文化センターで開いた。懇談会は旧12通学区ごとに開き、この日が最後。学校関係者や地域住民、保護者ら約190人が参加した。

 旧第9通学区の県立全日制は、飯田市に飯田、飯田風越、飯田OIDE長姫、下伊那農業の4校、下伊那郡松川町に松川、阿南町に阿南、阿智村に阿南の1校ずつの計7校ある。県教委の案で、飯田、飯田風越が「都市部存立普通校」、飯田OIDE長姫、下伊那農業が「都市部存立専門校」、松川、阿智、阿南が「中山間地存立校」に分類されている。

 県教委は、同通学区内の中学卒業者が、今春の1715人から31年には26・3%減の1264人になるとの予測を示した。15〜17年度の平均値で、同通学区内の中学卒業者のうち、約70人が区外の高校に進学しており、区外から旧第9通学区内の高校に進学した生徒は約55人と説明。私立学校には250人余が進学したとした。募集学級数(1学級40人)は、17年度の計34学級が31年度には9〜11学級程度減る見込みとした。

 意見交換では、飯田工業と飯田長姫が統合して2013年度開校した飯田OIDE長姫の同窓会関係者が「生徒数が増え、活気が生まれた」などと評価。一方、地域の実情を踏まえた再編を進めてほしいといった意見も上がった。

 全12会場での地域懇談会を終え、県教委高校教育課の塩野英雄課長は「地域の高校の将来像についての議論はこれからが本番だが、各会場とも地域のことを真剣に考えている参加者が多かった」と受け止めた。

(9月1日)

長野県のニュース(9月1日)