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大人の学び場「たかもり熱中小学校」開校へ

「信州たかもり熱中小学校」の拠点となる高森町アグリ交流センター=1日「信州たかもり熱中小学校」の拠点となる高森町アグリ交流センター=1日
 下伊那郡高森町は来年4月、全国から多様な分野の講師を招いて人材育成を図る大人の学び場「信州たかもり熱中小学校」を開校する。「熱中小学校」は、「地方創生」に向けた取り組みとして全国8地域で展開されており、中部地方では初めて。近く受講生を県内外から幅広く募る方針だ。

 山形県高畠町が2015年10月、廃校した小学校を利用して開校したのが熱中小学校の始まり。各分野で活躍する経営者や大学の研究者、技術者、デザイナーらが講師を務め、意欲を持った受講生が集うことで、地域間や異業種間の交流、新事業の構築などにつなげようとしている。講師は、各校が掘り起こして他地域にも赴く仕組みで、130人以上が登録。受講生は他地域でも授業を受けられる。

 これまでに開校している地域は同県や北海道、宮崎県など。「高畠熱中小学校」(高畠町)を運営するNPO法人によると、同校では農業に関する授業から遊休農地でブドウを生産する事業、ものづくりに関する授業から、巨大ジオラマを3Dプリンターで作り上げる事業が立ち上がるなど、学びや交流が多方面に発展。各校で地域の特色に合わせた授業や事業が展開されているという。

 日本IBM元役員で、各地の熱中小学校創設に携わる同法人副理事長の堀田一芙(かずふ)さん(70)は「全国から来る多彩な『教師』の声を聞けるのが魅力。出会いや交流から、受講生たちの中で何かが生まれてくる」と話している。

 高森町は、旧町ラン植物園の町アグリ交流センターで1期約10講座を年間2期実施する計画で、受講料は未定。熱中小学校の目的やビジョンを説明する「オープンスクール」が10月28日にある。問い合わせは町経営企画課(電話0265・35・9441)へ。

(9月2日)

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