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操縦ミスの可能性 捜査 墜落の県防災ヘリ 異常見つからず

 搭乗者9人が死亡した県消防防災ヘリコプター墜落事故から5日で半年。松本署の捜査本部のこれまでの調べで、事故につながるような機体の故障や不具合、燃料の異常などは見つかっていないことが3日、捜査関係者への取材で分かった。捜査本部は、操縦ミスが原因だった可能性があるとみて捜査。県消防防災航空隊の隊員やOB、県危機管理部職員らの任意の参考人聴取を進めており、過去の出動時や訓練での運航状況などを調べている。

 ヘリは3月5日、松本市入山辺の山中に墜落。県警と国土交通省運輸安全委員会が連携し、回収した機体を詳しく調べている。

 捜査関係者によると、機体や計器類などからは、目立った故障や不具合は見つからなかった。現場に残されていたヘリの燃料についても異物が混入していないかなどを鑑定したが、異常は確認されていないという。運輸安全委員会も、故障などが事故につながった可能性は低いとの見解を示している。

 搭乗者が機内で撮影していた映像などから、ヘリは墜落直前に1キロ余にわたって低空飛行し、尾根の林に接触、墜落したとみられている。捜査関係者によると、映像からは機体にトラブルが起きた様子はうかがえないという。捜査本部は事故当時の気象状況なども確認している。

(9月4日)

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