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輝く稲穂、収穫待つ 千曲市姨捨の棚田

黄金色に実りこうべを垂れる稲穂。朝日に照らされた露が輝いていた=千曲市八幡の「姨捨の棚田」黄金色に実りこうべを垂れる稲穂。朝日に照らされた露が輝いていた=千曲市八幡の「姨捨の棚田」
 長野県千曲市八幡の国の重要文化的景観「姨捨の棚田」で黄金色に実った稲穂が収穫を待っている。早朝には露をまとい、日差しを浴びてきらきらと輝いていた。

 同市の屋代高校付属中学校の垣内孝康教諭(34)は、午前6時半から訪れて2学年で借りている田んぼのあぜを草刈り機で手入れ。「ここは千曲市や長野市が一望できて気持ちが良い。今月末に教え子たちと稲刈りをして、学校でどう調理するか今から楽しみです」と、実りの秋に思いをはせていた。

 棚田の管理や農業指導をしている地元住民でつくる「名月会」の森正文会長(76)によると、今年は7〜8月に気温が高かったため「稲は上出来」。棚田は標高450メートルほどにあり、日当たりや風通しが良く米作りに適しているという。

 市農林課によると、棚田では1996年から荒廃地化を防ぐために「棚田貸します制度」(棚田オーナー制度)を行っている。貸し出す田んぼは2・2ヘクタールで約150枚あり、今年は県内外の計89組約500人が参加している。30日にオーナーらが集まり稲刈りを予定している。

(9月7日)

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