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上田にコウノトリ 今度は「さきちゃん」

上田市に飛来した福井県越前市生まれのコウノトリ「さきちゃん」=7日午後1時49分(高嶋今朝美さん撮影)上田市に飛来した福井県越前市生まれのコウノトリ「さきちゃん」=7日午後1時49分(高嶋今朝美さん撮影)
 上田市の塩田平に国の特別天然記念物のコウノトリが飛来し、7日、市内の写真愛好家高嶋今朝美さん(66)が撮影した。兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市)で2011年に生まれ、13年ごろから塩田平に度々飛来した雌の「ゆきちゃん」とは異なる雌で、福井県越前市で昨年生まれた「さきちゃん」と確認された。関係者は「コウノトリのお気に入りの場所として定着するよう環境づくりが大切」としている。

 鳥類全般を撮影し、ゆきちゃんも追い続けてきた高嶋さんのブログに数日前、飛来情報が寄せられた。7日は朝から、餌場となるため池が多い塩田平を回り、他の愛好家の協力も得て追跡した。午後1時50分ごろ、上田市古安曽の水田にいるのを発見。40メートルほどの距離を保ち、車中から撮影した。足に装着している輪の色から、兵庫県立コウノトリの郷公園から福井県が卵をもらい、越前市で昨年5月にふ化、放鳥されたさきちゃんと確認された。

 高嶋さんは「少しでも長く上田にいてほしい」。同公園園長で山階(やましな)鳥類研究所(千葉県)名誉顧問の山岸哲(さとし)さん(78)=長野市=は「上田に相次いで飛来するのは、全国的に見ても餌場となるため池が多いから」と指摘。県内では松本市、安曇野市、北安曇郡白馬村などにも飛来しており、「水田や河川を整備したり農薬を減らしたり、長く居続けられる取り組みが大切」としている。

(9月8日)

長野県のニュース(9月8日)