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東南アジア生産強化 シチズンマシナリー

タイにある主力生産拠点の「シチズンマシナリーアジア」。新工場棟を建設するタイにある主力生産拠点の「シチズンマシナリーアジア」。新工場棟を建設する
 シチズンマシナリー(北佐久郡御代田町)は8日、タイの生産拠点に塗装工程を担う新工場棟を建設し、ベトナムの生産拠点では鋳物工場を増床すると発表した。自動旋盤の受注が好調で、東南アジアでの生産能力を強化する。また、切削に伴う切りくず処理の課題を解決する独自技術「LFV(低周波振動切削)」を搭載した自動旋盤の機種を増やすことも発表した。

 海外主力生産拠点のタイ子会社「シチズンマシナリーアジア」では、約3億円を投じて新工場棟を建設し、来年7月に稼働を始める。自動旋盤のカバーの塗装工程はこれまで外注比率が高かったが、外注先も繁忙といい、安定生産に向けて内製化率を高める。

 自動旋盤の土台部分など鋳物を製造するベトナム子会社「シチズンマシナリーベトナム」でも、内製化率向上を目指し、約1億5千万円を投じて工場を増床する。来年8月の稼働開始を計画している。

 自動旋盤に近年搭載しているLFVは、初めて「ミヤノ」ブランドの自動旋盤に採用し、11日に受注を始める。

 LFVは旋盤の刃物を振動させながら切削し、切りくずを分断する技術。切りくずによる刃物の破損や機械停止などの問題を解決できる特長がある。2016年に「シンコム」ブランドの主力機種に搭載するなど現在は4機種が対象で、同社は「今後も主力製品を中心に搭載機種を拡大する」としている。

(9月9日)

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