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「アリオ松本」閉店 来年3月めど「アルピコプラザ」に

アリオ松本の閉店を見届けようと、集まった買い物客ら=10日午後8時19分、松本駅前アリオ松本の閉店を見届けようと、集まった買い物客ら=10日午後8時19分、松本駅前
 松本市の松本駅前で、流通大手セブン&アイ・ホールディングス(東京)傘下のイトーヨーカ堂(同)が運営してきた商業施設「アリオ松本」が10日夜、39年余の営業を終えて閉店した。ビルを所有するアルピコ交通(松本市)は、新たなテナント誘致をコンサルティング会社に委託し、来年3月をめどに観光商業施設「アルピコプラザ(仮称)」として再オープンする。

 最終日は午後8時で営業を終え、店員ら130人が正面入り口に整列した。アリオ松本の吉田憲正店長は「当店を愛してくださったお客さまにご不便をお掛けすると思うと残念でならない」と頭を下げ、「39年間のご愛顧、誠にありがとうございました」とあいさつ。集まった市民ら約400人の拍手が響く中、静かにシャッターが下りた。

 アリオ松本は1978(昭和53)年、イトーヨーカドー松本店として開業。96年にエスパ松本店、2011年にアリオ松本に改称、改装した。地上7階地下1階のビルのうち、レストラン街がある7階を除く各階で営業。総合スーパーのヨーカドー松本店を核店舗に、閉店時点で15店が入っていた。7階はアリオ閉店後も営業を続ける。

 松本市中心部では21日、競合する流通大手イオン(千葉市)の大型商業施設「イオンモール松本」が本格開業する。商業環境の激変が見込まれる中、ヨーカ堂は市中心部から2キロ余り南の国道19号沿いにあるヨーカドー南松本店に経営資源を集中。アリオ松本から集客力の高い生活雑貨店の「ロフト」とベビー用品店の「アカチャンホンポ」を移し、10月6日に再オープンする。

(9月12日)

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