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山ノ内町「再議権」行使へ 町会が否決の補正予算案

 下高井郡山ノ内町は11日、町議会が8日に否決した本年度一般会計補正予算案(総額4800万円計上)について、地方自治法に基づき審議、採決をやり直させる再議権(拒否権)を行使する方針を固めた。町内の広場改修事業に反対する議員が修正動議をせず、夏の豪雨災害の復旧費2300万円を含む予算案全体を否決したため、同法が規定する再議を行う必要があると判断した。

 同法によると、自治体の首長は、条例案や予算案の否決や修正に異議がある場合、再議権が認められている。「非常の災害」による応急、復旧の経費が削除、減額された場合には「再議に付さなければならない」と定めている。

 同町議会は4〜22日の会期で9月定例会を開会中。8日の本会議で、補正予算案を賛成少数(議長を除く議員13人のうち賛成5人)で否決した。反対した議員は、補正予算案のうち、同町平穏のやまびこ広場を改修して噴水を設ける概略設計などの費用162万円に対し「町が説明不足」と反発。この費用を削除する修正動議をすることなく、予算案全体を否決した。

 竹節義孝町長は11日の取材に「一部の事業に対する誤解があると思う。説明責任を果たして補正予算を執行できるようにしたい」と述べた。今後、広場改修事業について議会側に説明した上で、再議の採決に入る見通しだ。

 補正予算案には7、8月の豪雨で斜面が崩落した農地4カ所、路肩が崩れた林道と町道各1路線の災害復旧費を計上した。

(9月12日)

長野県のニュース(9月12日)