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生け花の「甲子園」挑む 伊那弥生ケ丘高の華道部3人

花の甲子園行きの「切符」を手にする(左から)宮下さん、牛山さん、井出さん花の甲子園行きの「切符」を手にする(左から)宮下さん、牛山さん、井出さん
 高校生が生け花の技術を競う「Ikenobo花の甲子園2017」県大会(8月、池坊華道会主催)で優勝した伊那弥生ケ丘高校(伊那市)華道部2年の井出唯月(ゆづき)さん(17)、牛山遥奈さん(16)、宮下陽南子(ひなこ)さん(16)が、11月に京都市で開く全国大会に向けて練習を重ねている。チーム名は、4年前に全国大会に出場した先輩チームの名を受け継ぎ、「二代目 花日和」。先輩たちの成績を超えようと意気込んでいる。

 全国大会は県大会と同様、当日発表される花と各校持ち込みの花を使って一人ずつ生け、作品解説もしなければならない。臨機応変の対応力や表現力が求められる。県大会では、想定していた白い花がなく別の花で代用するなど、「予想外」(牛山さん)の事態を乗り切って、全国切符を手にした。

 全国大会に向け、3人はまず、4年前に先輩が全国大会に出場した際の映像を見てイメージトレーニング。県大会と同じイメージの作品を出品する予定で、焦って花の茎を折ってしまったり、「頭が真っ白になって」解説で言葉が出てこなかったりした失敗を繰り返さないよう、もともと月1回の練習を週1回に増やしている。

 3人とも中学時代は運動部に所属。高校入学後に本格的に華道を始めたという。卓球部出身の井出さんは入学後、校内に飾ってあった先輩の作品を見て心を動かされた。「自分もこんなふうに花を生けたい」と入部を決めた。牛山さんは「花を通して自分と向き合える」のが魅力と語る。

 想定の花がなかった県大会の反省を踏まえ、多様な花を取り入れて練習を積む日々。宮下さんは「全国大会は緊張すると思うけれど、楽しんで花を生けられたらいい」と本番を楽しみにしている。

(9月13日)

長野県のニュース(9月13日)