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善光寺の重文「経蔵」 保存修理終え拝観再開

大規模修理を終えた「輪蔵」の腕木を押して回す参拝者=13日午後0時50分、長野市の善光寺大規模修理を終えた「輪蔵」の腕木を押して回す参拝者=13日午後0時50分、長野市の善光寺
 長野市の善光寺境内にある重要文化財「経蔵(きょうぞう)」の保存修理工事が終わり、13日午前、現地で竣工(しゅんこう)式が開かれた。同寺一山の住職ら約130人が法要を営み、午後からは、工事などで中止されていた一般の拝観が再開された。

 経蔵は江戸時代の1759(宝暦9)年に建立され、高さ約13・6メートル。老朽化で2008年から拝観できなくなっていた。工事は14年度に始まり、耐震補強や、経本6千巻余を納めた高さ5メートル余の「輪蔵(りんぞう)」の大規模修理などをした。総工費の約3億5千万円は、国の補助金のほか、参拝客の寄付などで賄った。

 輪蔵は、腕木を押して1回転させると、内部の経本を全て読んだのと同じ功徳があるとされる。法要後、参列者や参拝者が早速、順番に回していた。長野市の町田美千代さん(70)はこの日が誕生日といい、「経蔵の公開を待ちに待っていた。ここまで健康に過ごせてきたことへの感謝を込めてお参りした」と話していた。

 善光寺事務局営繕部の若麻績宗亮(そうりょう)部長は「多くの人が参拝に訪れ、自身の健康や幸福を願ってほしい」と話した。一般拝観は午前9時から午後4時。拝観料は大人300円、高校生100円、小中学生50円。

(9月13日)

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