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松川町と石巻市 絆のクッキー 高校生が開発

開発したクッキーを持つ及川さん(左)ら開発したクッキーを持つ及川さん(左)ら
 東日本大震災の被災地・宮城県石巻市の住民らと交流を続ける松川高校(下伊那郡松川町)ボランティア部の生徒たちが、津波が押し寄せた海岸で生き残ったバラ科の花「ハマナス(ハマナシ)」と町特産のリンゴを使ったクッキーを作った。13日、町内で披露。石巻市の小中高校や住民に贈るほか、町内外のイベントで販売し、収益を東北支援活動に充てる。震災から6年半たったが、同部は今後も菓子作りを通じて被災地に思いを寄せ続けるつもりだ。

 クッキーは2種類。ともに乾燥させたハマナスの花びらを練り込み、リンゴのチップやリンゴを使ったジャムを入れた。試作や製造は町内の社会福祉法人「アンサンブル会」の加工施設に依頼した。

 部員は2011年以降、毎年被災地を訪問。町内で寄付を募ったリンゴや育てた花を贈ったり、被災者の話し相手になったりしてきた。石巻市からは住民が町を訪れ、リンゴの摘果を手伝ったこともある。

 活動する中で、石巻市の海岸で生き残ったハマナスの株を移植し、大切に育てている同市の農園を知った。交流の証しを目に見える形にしたい―とリンゴとハマナスを使った菓子作りに着手した。

 ハマナスとリンゴから着想して部員がキャラクター「はまりん」を考案し、包装に描くなどしてシリーズ化。試作を重ね、昨年10月ごろ、第1弾のジャムが完成した。

 クッキーは第2弾。第3弾としてゼリーを作る予定で、完成も間近という。部長の及川紅羽(くれは)さん(17)は「(材料を)提供してもらうなど、多くの人に協力してもらっている。町と石巻の絆を表現できればいい」と話している。

(9月14日)

長野県のニュース(9月14日)