長野県のニュース

台風18号 県内で倒木や停電

強風で倒れた木が当たり、折れた電柱(右)=18日午前9時28分、箕輪町強風で倒れた木が当たり、折れた電柱(右)=18日午前9時28分、箕輪町
 台風18号の接近で、県内は17日深夜から18日朝にかけて強い風雨に見舞われ、最大瞬間風速は諏訪で30・6メートル、飯田で27・3メートルを観測した。各地で倒木が発生し、計約1万3200戸が一時停電。収穫前のリンゴや梨などが落ちる被害が出ており、県農業政策課が状況をまとめている。道路の通行止めも相次ぎ、JR飯山線、飯田線に遅れが出た。

 長野地方気象台によると、雨がおおむねやんだ18日午前5時までの24時間降水量は、多い所で阿智村浪合47・0ミリ、大町44・0ミリなど。各地で強い風が吹き、飯島では最大瞬間風速が観測史上最大の26・8メートルを記録した。

 上伊那郡箕輪町長岡では、倒木が当たった電柱が折れる被害が発生。木曽郡大桑村では工事現場のプレハブの屋根が飛ばされ、同郡南木曽町では個人宅のトタンの倉庫が倒れた。

 諏訪市湖南の習焼(ならやき)神社では、境内の「夫婦(めおと)桂」と呼ばれるカツラの古木2本のうち、1本が根元から5メートルほどの部分で折れた。神社主務の矢沢洋二さん(65)は「つがいの珍しいカツラ。住民も親しんでいた」と残念がった。

 中部電力長野支店によると、停電は東信、南信を中心に発生。南佐久郡南牧村では約2040戸、飯田市では約1700戸に上った。茅野市など一部は18日夜まで停電が続いた。

 各地で収穫前の果実が落ちる被害が出ており、下高井郡山ノ内町夜間瀬でリンゴを計約100アール栽培している男性(75)は「実の3割ほどが落ちた場所もあった」と肩を落とした。

 県警交通管制センターによると、茅野市北山のビーナスライン(県道茅野停車場八子ケ峰公園線)などの県道や国道の計14路線が一時通行止めに。須坂市の県道五味池高原線は通行止めが続いている。

 JR飯山線は18日、倒木撤去のため上下4本が最大40分遅れた。飯田線は上下7本が運休・部分運休し、特急ワイドビュー伊那路を含む上り4本が最大72分遅れた。大糸線は南小谷―糸魚川間で上下9本を計画運休した。

(9月19日)

長野県のニュース(9月19日)