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御嶽神社奥社 衝撃を伝える外壁保存へ

御嶽山噴火の恐ろしさを伝えるため、山頂から麓へ運んだ御嶽神社奥社祈禱所の外壁=22日、木曽町三岳御嶽山噴火の恐ろしさを伝えるため、山頂から麓へ運んだ御嶽神社奥社祈禱所の外壁=22日、木曽町三岳
 御嶽山の山頂にあり、2014年9月27日の噴火災害で被災した御嶽神社奥社の祈禱所の外壁を保存しようと、木曽郡木曽町は22日までに、山麓の三岳地区の町有地に外壁を運び下ろした。噴石が当たって大きな穴が開き、板が外れている部分もある。噴火の恐ろしさを伝えるため、今後町内に整備するビジターセンターで展示する方針だ。

 この日閉会した町議会9月定例会の本会議で、原久仁男町長は改めて「噴火による被害の大きさを後世につなぐため、遺留品などと共にビジターセンターで展示したい」と説明。当面、町有地で保管して、同センターが完成した段階で移すという。

 神社による祈禱所の解体作業に合わせ、町は1週間ほど前に、縦3メートル、横4・5メートルほどの火口側の外壁を5分割してヘリコプターで山麓に下ろした。山頂付近にある御嶽頂上山荘や御嶽剣ケ峰山荘よりも火口に近いが、あまり朽ちておらず、被害状況が分かりやすいという。

(9月23日)

長野県のニュース(9月23日)