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根羽村森林組合と愛知教育大 動く木のおもちゃを共同開発

不規則な転がり方が面白い木のおもちゃ。右端はデザインした樋口教授不規則な転がり方が面白い木のおもちゃ。右端はデザインした樋口教授
 下伊那郡根羽村の村森林組合と愛知教育大(愛知県刈谷市)が開発していた「動く木のおもちゃ」が完成し、11月1日に発売する。2年以上も試行錯誤し、不規則で面白い転がり方を追求した自信作。子どもたちの「木育(もくいく)」や、間伐材の有効利用につなげたいと期待を寄せている。

 根羽でいろいろな物を作る―との意味を込め、「neiro」と名付け、村特産の根羽杉やヒノキの間伐材を利用した。木の球がコトンコトンと音を響かせてらせん階段を転がり落ちる「スパイラルタワー」の他、回転したり左右に揺れたりしながら球が坂を転がる仕組みで、大小50種類。幼稚園・保育園向けの大型おもちゃは長さや高さが数メートルもある。価格は9千〜11万9千円(税抜き)。受注生産するという。

 開発は、幼児教育が専門の同大学の樋口一成教授(53)が開いた木のおもちゃの個展に、村森林組合の職員が訪れたのがきっかけ。子どもたちがおもちゃに夢中になっている様子を見て、商品化を依頼。樋口教授の助言を得ながら、製作を進めてきた。

 村森林組合は出来上がった作品から順次、村内外のイベントでお披露目している。新たな間伐材の利用方法としても期待しており、村森林組合長を兼ねる大久保憲一村長は「小さな頃から木に触れて、まずは木の良さを知ってもらいたい。そして将来、根羽の木で家を建ててほしい」と話している。

(9月23日)

長野県のニュース(9月23日)