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伝統の舞、地元住民が披露 佐久で「湯原神社式三番」奉納

湯原神社式三番を奉納する役者たち湯原神社式三番を奉納する役者たち
 長野県佐久市湯原の湯原神社で24日、県無形民俗文化財「湯原神社式三番(しきさんば)」が奉納された。天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)を願う秋の例大祭の神事。地元住民らが翁や三番叟(さんばそう)に扮(ふん)し、横笛や鼓の演奏に合わせ、専用の舞台を踏みならして舞った。

 湯原神社の式三番は260年以上前から続くとされ、舞台を強く踏みならすのが特徴だ。翁役は前かがみの動作、三番叟役は扇子や鈴を激しく振り回す動作を披露。翁や三番叟に神が乗り移る場面では、それぞれの役者が白、黒の面を付けて舞った。写真愛好家たちが盛んにシャッターを切り、役者が退場すると大きな拍手が起きた。

 今年は湯原地区の住民やその友人計11人が、役者や横笛などを担当。三番叟役を務めて10年目の杉田淳平さん(41)は「式三番は多くの地域住民の力で成り立ち、1人ではできない。地域が協力して継承している伝統行事に携わることができてありがたい」と話した。

(9月25日)

長野県のニュース(9月25日)