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農業にIOT活用 川上村モデル模索

パワーアシストスーツを装着し、ハクサイが詰まった段ボールを持ち上げる農家の女性パワーアシストスーツを装着し、ハクサイが詰まった段ボールを持ち上げる農家の女性
 南佐久郡川上村は、あらゆる物をインターネットでつなぐ「IoT」の技術を活用した農業を推進する「スマートアグリプラン」に取り組む。外国人実習生の労働力などに頼っている主産業の農業に、大学や企業の先端技術を導入し、担い手不足の解消とコスト削減を実現するモデル構築を目指す。25日に初の実証実験があり、人の動作を助けるパワーアシストスーツの体験や、畑に小型無人機ドローンを飛ばして生育状況を確認する実験などを行った。

 同村は昨年から、村民の働く環境の改善に向けた「KAWAKAMISMARTPROJECT(カワカミ・スマート・プロジェクト)」に取り組み、仕事で忙しい村民と、家事や子どもの送迎などを手伝う村民とを結び付けるアプリの試験運用などを行ってきた。スマートアグリプランも、同プロジェクトの一環で、ベンチャー企業の「リバネス」(東京)に事業委託。8月には経済産業省の「地方版IoT推進ラボ」に選定された。

 この日は、実際に農家の女性がパワーアシストスーツを着用し、ハクサイが入った段ボールを持ち上げた。農地に設置したセンサーで測定した温度や日射量、土壌の水分量などのデータをタブレット端末で確認する実験や、畑の上に飛ばしたドローンで撮影した画像を解析して、生育状況や病害の状態を確認する実験などもあった。

 ドローンの実験を見学した川上物産農協の木村秀幸さんは「畑の中に入って生育状況を確認すると作物を傷つける場合がある。ドローンでの確認は効率化につながる」。西尾友宏副村長は「村に合った技術の形を模索したい」と話した。

(9月26日)

長野県のニュース(9月26日)