長野県のニュース

伝統守る理由って? 上田市第二中が討論会企画 

事前学習で生徒会役員が中心となって「真田紐」と「上田紬」についてまとめたボード事前学習で生徒会役員が中心となって「真田紐」と「上田紬」についてまとめたボード
 今年創立70周年を迎えた上田市大手の市第二中学校は30日、文化祭の生徒会企画として、戦国大名・真田氏にゆかりがあると伝わる伝統工芸の「真田紐(ひも)」の工房を京都市で営む和田伊三男(いさお)さん(51)と、上田地域に伝わる伝統的絹織物「上田紬(つむぎ)」の織元「小岩井紬工房」(上田市上塩尻)の小岩井カリナさん(45)を招いたトークセッション(討論会)を開く。2人の伝統工芸職人と共に、生徒たちが「伝統を受け継ぎ、どう進化させるか」について考える。

 文化祭のテーマは「進化と70年の伝統未来へつなぐ二中祭」。和田さんは、戦国時代から約400年続く工房「江南(えなみ)」の15代目で、数少ない手織りの真田紐師。4月の修学旅行で同校の3年生13人が班別の自由行動の際に工房を訪れ、織り機で真田紐づくりを体験した。その縁もあり、生徒会長の斎藤聖晟(きよあき)さん(15)が中心となって電話や手紙で趣旨を伝えたところ、和田さんが快諾した。もう一人には、地元で活動する上田紬の小岩井さんを選んだ。

 セッションを控えた事前学習で、生徒会役員を中心に真田紐と上田紬の歴史などを調査。まとめた内容は、他の生徒が見られるようにボードに張り出して学校玄関に置き、学校全体で二つの伝統工芸についての理解を深めた。

 セッションは地域住民らにも公開するほか、生徒や一般参加者からの質疑応答の時間も用意している。斎藤さんは「地域の人たちと一緒に『伝統を守る理由』について考えたい」と話している。

 一般の聴講は無料。上履きを持参する。問い合わせは上田市第二中(電話0268・22・0103)へ。

(9月26日)

長野県のニュース(9月26日)