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LED照明ショールーム ミネベアミツミが都内に国内初開業

ショールームでクラシックカーを照らす上部のサリオ。スマートフォンなどで照射範囲や明るさを制御できるショールームでクラシックカーを照らす上部のサリオ。スマートフォンなどで照射範囲や明るさを制御できる
 ミネベアミツミ(北佐久郡御代田町)は、2015年に投入した新型LED(発光ダイオード)照明「SALIOT(サリオ)」の国内初となるショールームを都内に27日オープンし、販売を強化する。スマートフォンなどで照射範囲や明るさを操作でき、天井が高い場所でも脚立などを使わずに調整できる点が強み。ショールーム開設により知名度を高め、百貨店や自動車ディーラー、博物館・美術館、ホテルなどへの販売を強める。26日に現地を公開し、貝沼由久社長は新たな経営の柱に育てる方針を示した。

 ショールームは同社東京本部(港区)近くに開設。天井の高さは5メートル、広さは145平方メートルで、200台超のサリオを置く。内装設計に国内外で活躍するデザイナー森田恭通さんを起用。金色の壁で仕切り、自動車の展示や小売り、ギャラリーなど利用シーンを意識した空間を設けた。

 サリオは主力のLEDバックライトの製造技術を生かして開発した厚さ1ミリの薄型レンズを搭載。レンズと光源のLEDチップの距離を小型モーターで制御し、光が広がる角度を変える。上下左右の向きや明るさなども含め、無線通信によりスマートフォン1台で最大100台まで同時に制御できる。

 高い場所の従来型の照明は脚立などを使い手作業で調整する必要があり、労力や費用がかかるため、森田さんは「僕たちには夢のような商品」とする。ミネベアミツミは国内や欧米、アジアで販売を強化する。

 同社は1月に経営統合したミツミ電機(東京)との技術融合も進め、新たな経営の柱となるIoT(モノのインターネット)関連の製品開発に力を入れている。26日にはミツミ電機のセンサー技術を生かし、舞台上などで動き回る人らを追尾できるサリオの新機種も披露。近く発売予定だ。

 サリオは大手百貨店やホテルなどに採用されているが、知名度不足が課題。19年3月期の売上高目標を50億円とする一方、貝沼社長は「世界にあるホテルや天井の高い商業施設の数を想像すれば、売れる範囲はそんなものではない」とし、製品開発や販路開拓を通じてさらに上乗せを図る方針を示した。

(9月27日)

長野県のニュース(9月27日)