長野県のニュース

草間弥生さんの信念 体感 都内に1日オープンの美術館公開

展示室に集まった記者らに向け、開館のあいさつ文を読み上げる草間弥生さん=26日、東京都新宿区の草間弥生美術館展示室に集まった記者らに向け、開館のあいさつ文を読み上げる草間弥生さん=26日、東京都新宿区の草間弥生美術館
 長野県松本市出身の前衛芸術家草間弥生さん(88)が東京都新宿区に設立した「草間弥生美術館」が26日、報道陣に公開された。10月1日から開館記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」が始まる。草間さんは、内覧した国内外のメディア関係者に「終生の念願であった美術館を建て、心からの希望が達せられた」と喜びを語った。

 アトリエの近くに開館する美術館は真っ白な外観で、鉄筋コンクリート造り地上5階、地下1階建て。延べ床面積約730平方メートルで、自然光が差し込む天井の高い2、3階と、暗室のある4階、5階屋上がギャラリーとなる。過去の展覧会のカタログなどを見られる資料室を設け、限定グッズも販売する。

 来年2月25日まで開く記念展では、2009年から描き続けている大型絵画連作「わが永遠の魂」の未公開作品を含む16点や、その先駆けとなったモノクロの連作「愛はとこしえ」から27点、鏡を使ったミラールームの最新作「無限の彼方(かなた)へかぼちゃは愛を叫んでゆく」など、ますます旺盛な創作の現在を紹介する。草間さんは「作品に秘められた私の信念に多少なりとも志を向けていただけるとうれしい」としている。

 美術館は一般財団法人草間弥生記念芸術財団が運営する。今後は所蔵作品を中心に年2回の展覧会や、講演会などを催す計画だ。

 木、金、土、日曜と祝日開館(12月25日〜1月17日は休館)。1日4回1時間半ずつ、各回50人の入れ替え制で、チケット(一般千円、小中高生600円)はホームページから入手する。10、11月分は完売した。会期中は、学芸員によるギャラリートークも予定している。

(9月27日)

長野県のニュース(9月27日)