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避難所予定の御嶽山・王滝頂上山荘、壁の一部壊れる 台風影響か

 2014年9月に噴火した御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の入山規制区域内にある木曽郡王滝村が所有する王滝頂上山荘の壁の一部が壊れているのが、28日までに分かった。村は、台風18号の影響で一部が吹き飛ばされたとみている。山荘を巡っては、村が来年以降、噴石対策をした上で、当面は避難所にする方針を示している。29日に村職員やパトロール員、建築業者の計4人で登り、応急措置を取るという。

 台風18号は17日未明から18日にかけて県内に接近。村によると、25日に王滝口登山道9合目の避難小屋を訪れた村職員が、山荘の方向を見て異変に気付いた。

 山荘は木造で、1階の浴室や脱衣所の部分の壁が、窓も含めて縦4メートル、横3メートルほど吹き飛んでいたという。山荘には、こうした時に備えてコンパネ(型枠用合板)や角材、ブルーシートなどがあり、これらを使って風雨や雪に備えるという。

 御嶽山は8月21日に噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げられたが、避難場所や荒れた登山道の整備が終わるまでは、火口からおおむね1キロ圏内への入山規制が続いている。

 山荘はこの範囲内にあるだけでなく、気象庁が、火山灰などがごく小規模に噴出する恐れがある「注意が必要な範囲」とした、噴気孔から500メートル以内にも入っている。ただ、村は火山活動がさらに沈静化した時に備え、避難所のほかに宿泊施設とすることも視野に入れ、本格的な修繕も検討するという。

(9月29日)

長野県のニュース(9月29日)