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骨盤バンドで元気をつなぐ 諏訪の治療院考案、地域で静かな人気

骨盤バンドで運動する山田さん(左)とあかね舎の利用者骨盤バンドで運動する山田さん(左)とあかね舎の利用者
 諏訪市豊田の整体治療院が考案した骨盤矯正用のゴムバンドが地域で静かな人気を呼んでいる。手作りしていたが製作が追いつかなくなり、本年度からは、同市中洲の多機能型事業所「森の工房あかね舎」に作業を委託。障害者の仕事づくりとしてももっと広めようと、10月9日にこの骨盤バンドを使う健康講座を初めて開く。

 骨盤バンドはチューブ状の天然ゴム製で幅約5センチ、長さは100センチ前後の6種類。骨盤上部をぐるりと巻いて、締め付けて「仙腸(せんちょう)関節」に圧を加える。筋肉をほぐす他、仙腸関節が動く範囲を広げる効果が期待できるという。市販のゴムチューブの両端に面ファスナーをミシンで縫い付けて作る。

 考案したのは、治療院の按摩(あんま)マッサージ指圧師山田喜信さん(45)。7年ほど前から施術で使い始めたところ次第に話題となり、お年寄りや中学校の野球部などから、月40本ほど注文が入るように。山田さん一人では製作が手に負えなくなり、あかね舎に依頼することにした。あかね舎の通所者は、面ファスナーを決められた大きさに切って縫い付け、治療院に納めている。

 講座では、治療院の按摩マッサージ指圧師3人が、骨盤の働きやバンドの使い方を解説し、体のゆがみをチェック。骨盤バンドを使って体を動かす体操も紹介する。按摩マッサージ指圧師の資格を持つ男性通所者も、希望者にマッサージを施す予定という。

 山田さんには知的障害がある現在高校1年生の息子がおり、長年、障害がある子どもたちが大人になったとき、仕事になる器具などを作れないか考えてきたという。「講座などの活動を障害者の仕事づくりにつなげたい」と山田さん。あかね舎施設長の井上成美さん(49)は「障害者や障害者の仕事を多くの人に知ってもらい、障害者と関わる人が増えるきっかけにしたい」と期待している。

 講座は午前10時〜午後1時。定員20人。参加費500円、昼食は500円で提供する。治療院の出前治療(2千円)も受けられる。申し込みは10月5日までにあかね舎(電話0266・78・8403)か治療院(電話0266・53・3095)へ。

(9月29日)

長野県のニュース(9月29日)