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坂城の葛尾組合ごみ焼却施設、稼働延長  地元は了承

 千曲市と埴科郡坂城町でつくる一部事務組合「葛尾(かつらお)組合」は29日、2018年度までで廃止する考えを示してきた同町のごみ焼却施設を、20年度まで稼働させる方針を決めた。組合と町などが同日町内で開いた説明会で、千曲市屋代中島に計画している新ごみ焼却施設の稼働が約2年遅れる見通しだと説明し、住民から稼働延長の了承を得た。今後、組合議会に説明し、詳細な計画づくりを始める。

 両市町などで構成する長野広域連合は、千曲市の新施設を18年度中に稼働させ、老朽化した葛尾組合の施設はこれに合わせて廃止する計画だった。だが、新施設の稼働が約2年遅れる見通しで、その間の両市町のごみ処理方法が課題となっていた。

 説明会には千曲市の岡田昭雄市長らが出席。広域連合は、葛尾組合の施設を廃止し、他の施設にごみを持ち込む場合、他地域の自治体や住民との協議や費用増加が課題になると説明。一方、稼働を延長した場合の処理費用や補修費用は、広域連合全体で負担するとした。

 組合の焼却施設の地元、坂城町中之条区の滝沢顕区長は、安全性を重視した維持管理や、詳細な環境調査の実施と情報提供を要望した上で、「安心して住める環境をつくってもらえるなら延長はやむを得ないと思っている」と発言。組合長の山村弘町長は要望を受け入れる考えを示し、「この方向で、これから組合議会にも正式に相談していきたい」と述べた。

(9月30日)

長野県のニュース(9月30日)