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松代の柴石、ひとひねり 土産品6種類、グループ考案

松代で採れる「柴石」を使った商品が並ぶ松代荘の売店松代で採れる「柴石」を使った商品が並ぶ松代荘の売店 店頭に並ぶ「ミニ・オブジェ」。アロマオイルを染み込ませて香りを楽しむ「フレグランスロック」として紹介している店頭に並ぶ「ミニ・オブジェ」。アロマオイルを染み込ませて香りを楽しむ「フレグランスロック」として紹介している
 長野市松代町柴で採れる安山岩「柴石(しばいし)」を使った「ミニ・オブジェ」などの土産品6種類の販売が29日、国民宿舎松代荘の売店で始まった。市や松代地区の窯元、長野石材協同組合、松代荘などでつくるグループ「マツシロックプロジェクト」が考案した。今後も柴石を生かした商品の開発を進めていく予定で、同プロジェクト会長の陶芸家、牧隆志さん(45)=松代町東条=は「松代の柴石を広く知ってもらうため、取り組みを発展させていきたい」と意気込む。

 「ミニ・オブジェ」は縦横4センチ、高さ3センチ。価格は千円(税込み)。柴石の上部に直径1センチ、深さ約1・5センチの穴を開けた。さまざまな用途に使えるといい、松代荘は、アロマオイルを染み込ませて香りを発散する「フレグランスロック」として紹介している。円柱型のペン立て(縦5センチ、横7・5センチ)は1500円。松代荘の受付でも同日から使い始めた。

 柴石は薄雲のような模様が浮かんでいる見た目が特徴的で、薄い青とピンクの2色がある。加工しやすく吸水性が優れている。古くから建材として使われており、松代城の石垣にも使われた。

 松代荘の南沢則明支配人(57)は「柴石は松代地区の特産品の一つ。今後、利用者に商品や柴石について説明していきたい」と話す。

 同プロジェクトは、民間と行政が連携して取り組もうと、7月に発足。柴石の特徴や魅力をPRして需要を高めたり、歴史や伝統を伝えることなどを目指し、話し合いを重ねるなどして、商品開発に取り組んできた。

 現在は、松代荘に泊まりながら陶芸体験ができる宿泊プランや、デザイナー川上良一さん(塩尻市)の協力の下、ぐい飲みなどの新商品の開発を検討中。今後、木材加工業者などにも同プロジェクトへの参加を呼び掛け、商品の幅を広げていく予定だ。

 柴石を活用した商品では、3月に市と同地区の窯元らが柴石の粉末を使い、陶器「六文皿」を開発した。さらに商品づくりを進めようと、市が同地区の関係者らに同プロジェクトの結成を呼び掛けた。市観光振興課は「今回の商品に対するお客さんの反応などを見て、新たな商品開発に生かしていければいい」としている。

(9月30日)

長野県のニュース(9月30日)