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苦心の新車両で全国挑戦 長野の専門学校の自動車部員6人

完成間近の新車両。車高や運転のしやすさに工夫を凝らしたという=28日完成間近の新車両。車高や運転のしやすさに工夫を凝らしたという=28日
 長野市の専門学校「カレッジオブキャリア」自動車部の学生たちが、ガソリン1リットルでどれだけ長く走行できるかを競う全国大会に出場する。自動車整備士を養成する同校ならではの課外活動だが、3年前の同大会出場を最後に部員減で休部状態に。昨年春に入学した2年生を中心に部員6人で再起を誓い、苦心して作り上げた新車両で10月1日の本番に臨む。

 出場するのは本田技研工業主催の「本田宗一郎杯Hondaエコマイレッジチャレンジ2017」第37回全国大会。自動車の国際レースも開かれる栃木県の「ツインリンクもてぎ」が舞台だ。年代別や2人乗りなどの7部門で、それぞれ同一エンジンを載せたオリジナル車で走り、燃費性能を競う。同自動車部は、大学・短大・高専・専門学校部門(74チーム)にエントリーしている。

 部員が減って過去2年は出場できなかったが、昨年春に現2年生5人が入部。軽くて、空気抵抗が少ない車体の研究に乗り出した。過去の上位車両も参考に設計を重ね、この春からは新入生1人も加えて組み立てを進めた。整備士の国家試験を来春に控え、勉強優先の期間もあったが、試行錯誤の末、運転者が深く背もたれを倒した形で操縦する3輪車が完成した。実に29日の大会出発の前夜のこと。2014年大会に出場したOBも駆け付け、後輩の努力をねぎらった。

 部長の酒井雷空(らいくう)さん(21)は「未経験者ばかりで作り上げた。完走し、上位入賞したい」と目標を掲げる。運転を担当する田中綾一さん(20)は来春に卒業予定で最初で最後の挑戦。「空気抵抗を減らす設計と運転のしやすさを両立させるのが大変だった。イメージ通りに走らせたい」と意気込んでいる。

 大会では30日に試走があり、決勝は10月1日。大学などの部門では県工科短期大学校(上田市)や長野高専(長野市)も出場を予定している。

(9月30日)

長野県のニュース(9月30日)