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木島平村教育長の罷免議案 自殺職員に厳しい指導

 下高井郡木島平村の日台正博村長は2日開いた村議会臨時会に、村教育長の内堀幸夫氏(62)を罷免することに同意を求める議案を提出した。村教委の50代の男性職員が7月に自殺しており、日台村長は取材に対し、「職務上厳しい指導があり、職員を失う重大な結果になった」と説明した。村側は、内堀氏が行ったとされる指導の詳しい内容について明らかにしていない。

 職員の自殺に絡み、教育長の罷免の同意案が提出される極めて異例の事態。村議会は同日、即決の採決は適さないとして、「教育長罷免人事案件調査特別委員会」を設置した。特別委の採決結果を踏まえ、村議会は臨時会最終日の12日に同意案を採決する。

 村によると、職員の自殺に絡み、職員への聞き取り調査を実施した。内堀氏の指導と自殺との因果関係について、日台村長は「自殺の原因の全てが(内堀氏の)指導によるものかは分からないが、ある程度の因果関係はあったのだと思う。職員に職務上の悩みはあったとみられる」と述べた。遺族には、自殺という結果になったことについて謝罪したという。

 議会事務局によると、特別委は議長を除く全9人の村議で構成し、非公開で3回議論する。

 内堀氏は元県職員で、昨年3月に県立歴史館長を退職。同10月に同村の教育長に就いた。内堀氏は取材に、「(罷免の同意案提出は)村長が判断されたことで、当事者としてコメントする立場にはない」と述べた。

 2015年4月の改正地方教育行政法施行で、それまで教育委員が互選した教育委員長と教育長は、首長が議会の同意を得て任命、罷免する常勤特別職の教育長に統合された。

(10月3日)

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