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佐久の野沢小児童 イナゴ捕りで被災地支援

草むらをかき分け、捕まえたイナゴ。おいしそうかな?草むらをかき分け、捕まえたイナゴ。おいしそうかな?
 佐久市野沢小学校の子どもたちが2日、稲刈り後の近くの田んぼでイナゴを捕った。昭和初期から続く伝統行事で、捕まえたイナゴは、市内の業者に販売してもらい、収益金を昨年4月の熊本地震で被災した熊本県益城町の飯野小学校に寄付する。一部はつくだ煮にして給食で味わう。

 上級生と下級生でペアになって挑戦。地面に目を凝らし、田んぼ脇の草むらや隣の田んぼに残る稲をかき分けてイナゴを探した。見つけると「いたいた!」。ジャンプして逃げるイナゴを夢中で追い掛け、手でつかんで牛乳パックやペットボトルに入れた。

 友だちと入れ物の中をのぞき合って数を競う児童も。1年生の小林紀乃花(ののか)さん(6)は「捕まえるのが難しくて、1匹だけ、ペアのお兄さんと一緒にペットボトルに入れた。来年はもっとうまく捕まえたい」と話していた。

 この日、全校児童約540人が捕まえたイナゴは計2・5キロ。この後、「いなごとり集会」を企画した委員会の子どもらがゆで、脚と羽を取った。近く給食で食べる。

 同校は以前から、イナゴを販売した収益金を国連児童基金(ユニセフ)に寄付。3年前から、豪雨災害の被害を受けた広島市の小学校、御嶽山噴火の影響を受けた木曽郡木曽町と王滝村の関係者でつくる山小屋連絡協議会、飯野小にそれぞれ寄付してきた。

 山下雅史教頭は「子どもたちが地域を知り、寄付を通して誰かのために動くことの大切さを学ぶ機会として、イナゴ捕りが続いていってほしい」と話した。

(10月3日)

長野県のニュース(10月3日)