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衆院長野5区 曽我・前中川村長が出馬へ

曽我逸郎氏曽我逸郎氏
 前上伊那郡中川村長の曽我逸郎氏(61)は3日、信濃毎日新聞の取材に、衆院選長野5区に無所属で立候補する意向を明らかにした。安倍晋三政権や、新党「希望の党」の小池百合子代表の政治手法を「民主主義的でない」と批判。「民主主義の手続きをしっかり取る政治にしていかねばならない」としている。共産党や社民党、新党「立憲民主党」の各党などリベラル勢力に幅広く支援を呼び掛ける考え。4日、伊那市内で記者会見を開き正式表明する。

 曽我氏が立候補の意向を固めたことを受け、共産党県委員会は5区で前回選に続いて立候補予定だった新人水野力夫氏(37)の擁立を取り下げ、曽我氏の支援に回る方針。

 曽我氏は、上伊那、飯田下伊那両地方の無党派市民らでつくる「伊那谷市民連合」の代表を務め、同市民連合内から出馬を望む声が出ていた。同氏は選挙戦で、護憲や安全保障法制の廃止、原発ゼロ、格差社会の是正などを掲げ、同市民連合を支持母体として戦うとしている。

 同市民連合は、反安倍政権の立場で5区の野党統一候補の実現を模索してきたが、民進党が希望の党に合流したため一本化は難航。曽我氏は、改憲を目指す自民、希望両党に対し「少しでも抵抗し、押しとどめる側の力がないといけない」としている。

 曽我氏は長崎県出身で京都大卒。広告大手の電通勤務を経て中川村に移住し、2005年の村長選で初当選。今年5月の任期満了まで3期12年務めた。村長在任中から護憲や脱原発、沖縄県の米軍基地問題で政府を批判する立場から発言を続けてきた。

(10月4日)

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