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連なる「名峰」 実りの跡 富士見町

稲刈りが終わった田に林立するわら立て。富士山を背景に、三角形のシルエットが並ぶ=富士見町立沢稲刈りが終わった田に林立するわら立て。富士山を背景に、三角形のシルエットが並ぶ=富士見町立沢
 富士山を眺めることができる長野県諏訪郡富士見町立沢で、稲刈りを終えた田に、脱穀したわら束を円すい状に立てた「わら立て」が並んでいる。たくさんの小さな「富士山」が幾何学模様を描く、秋の田園風景だ。

 約1・7ヘクタールで稲作をする小池与左エ門さん(73)は、9月29日に収穫を始めた。黄金色の稲を刈りながら進むコンバインからは、束になったわらが次々と出てくる。手早く4束を組み合わせると、先端を輪ゴムでまとめて地面に立てる。

 「稲刈りは天気と相談しながら進める。わらは2週間もすれば乾くかな」と小池さん。乾燥させたわらは、来季に露地栽培のセロリ畑の通路に敷くという。

 信州諏訪農協(本所・諏訪市)の富士見町営農センターによると、町内の6割以上の田で稲刈りが終わった。穀物を乾燥させ、貯蔵する町カントリーエレベーター(立沢)には、10月下旬までに平年並みの約2千トンのもみが持ち込まれると見込んでいる。

(10月6日)

長野県のニュース(10月6日)