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御嶽山噴火遺族 家族と命の大切さ語る

噴火災害を風化させないようにと、御嶽山麓などでヒマワリを育てていることを小中学生に話す所さん(左)=5日噴火災害を風化させないようにと、御嶽山麓などでヒマワリを育てていることを小中学生に話す所さん(左)=5日
 2014年9月の御嶽山噴火災害で、次男とその婚約者を亡くした愛知県一宮市の会社員所清和さん(55)が5日、木曽郡王滝村の王滝小中学校を訪れた。小学4年生から中学3年生までの約30人と対話し、命の大切さを語った所さん。災害を風化させないようにと御嶽山麓などでヒマワリを育てている話をし、子どもたちに「種をまいて」と呼び掛けた。

 次男の祐樹さん=当時(26)=は、婚約者丹羽由紀さん=当時(24)=と御嶽山からの下山中に噴火に巻き込まれた。所さんはこの日、2人が持参し、噴石で壊れた携帯電話やカメラなどを見せて噴火の威力を説明。「息子ともっと話をしておけばよかった」と悔やみ、「皆さんは家族とよく話をしてください」と話した。

 由紀さんの父親から噴火後、「娘はヒマワリのように明るい子だった」と聞いた所さんは、15年に同校で講演した際、「村をヒマワリでいっぱいにしてほしい」と話していた。その後、同校からヒマワリの花と種が届き、以降、一宮市や王滝村の複数箇所でヒマワリを育てている。子どもたちに「来年は自分のよく通る道に種をまいて」と語り掛けた。

 子どもたちが感謝の思いを込めて、生命の尊さを歌詞にした「いのちの歌」を歌うと、所さんは「この歌を歌い継いでほしい」。生徒会長の林崇祐さん(15)は「噴火の怖さがあらためて分かった。家族との関わり方を考えさせられた」と話していた。

(10月6日)

長野県のニュース(10月6日)