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英国のからくりおもちゃ 山ノ内の美術館、130点展示

「傷んだミルク」という題名の作品。猫がミルクを飲むと突然倒れる様子を表現している「傷んだミルク」という題名の作品。猫がミルクを飲むと突然倒れる様子を表現している
 下高井郡山ノ内町志賀高原ロマン美術館は7日、秋季特別企画展「イギリスからくりおもちゃ展」を始める。英国の現代作家3人の作品を中心に、機械仕掛けのからくり美術工芸品「オートマタ」など約130点を展示。歯車などを通じて動力を人形に伝え、ユーモアたっぷりの動きで見る人を楽しませてくれる。

 今回展示しているオートマタの多くは、作品下部の箱に歯車などを仕込み、その上部に人間や動物などの人形をすえている。本来はハンドルを手で回して動かすが、特別に電気でモーターを動かす仕組みにし、来場者が実際にボタンを押して動かせる。

 「傷んだミルク」という題名の作品は、猫が尻尾を振りながら傷んだミルクを飲むと突然倒れる姿をコミカルに表現。バスタブでスパゲティを食べる男など、不思議な世界観の作品も目を引く。古代エジプトの神「アヌビス」をモチーフにした作品もある。

 同美術館学芸員の鈴木幸野さん(36)は「からくりと造形を融合した作品を美術館で展示するのは珍しい。アートとメカニックの両面から鑑賞していただきたい」と話している。12月10日までの午前9時〜午後5時。木曜休館(11月23日は開館)。入館料500円、小中学生300円、未就学児無料。

(10月7日)

長野県のニュース(10月7日)