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宮田の特産ワイン「紫輝」、仕込み始まる

ヤマソービニオンを破砕器に入れるマルス信州蒸溜所の竹平所長ヤマソービニオンを破砕器に入れるマルス信州蒸溜所の竹平所長
 上伊那郡宮田村の特産ワイン「紫輝(しき)」の仕込み式が6日、村内にある本坊酒造(鹿児島市)の「マルス信州蒸溜所(じょうりゅうじょ)」であった。ヤマブドウと赤ワイン用ブドウを交配させた村内産の「ヤマソービニオン」15トンを5日間かけて仕込み、720ミリリットル入りを1万2千本製造する予定だ。

 村や商工団体、農家などでつくる中央アルプス「山ぶどうの里」づくり推進会議が特産品化を目指して始めたワインの醸造は、今年で19回目。同蒸溜所の竹平考輝所長(52)ら関係者約20人が集まり、破砕器にブドウを投入した。

 醸造責任者の武井浩幸さん(43)は「例年よりも酸度は高いものの、ブドウの作柄が良い。おいしいワインができると期待している」。ヤマブドウの生産者でつくる栽培組合長の小田切多聞(たもん)さん(73)は「ヤマブドウ特有の野性味あふれる仕上がりになってほしい」と話していた。

 仕込み式で小田切康彦村長は「ふるさと納税の返礼品でワインを希望する人も増えている」。仙台市在住の歌手さとう宗幸さんが先月、村のふるさと大使に就任したのを縁に、「今後は仙台市を中心に東北地方に販路を拡大したい」とも述べた。

 同会議はこの日の会合で、宮田村と駒ケ根市の第三セクター「南信州ビール」が、ヤマソービニオンを300キロ使い、発泡酒を作ることを決めた。

(10月7日)

長野県のニュース(10月7日)