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彫刻家・細川宗英さんの特別展 松本市美術館

松本市美術館の会場に並んだ細川さんの作品松本市美術館の会場に並んだ細川さんの作品
 松本市美術館で7日、同市で生まれ諏訪市で育った彫刻家細川宗英さん(1930〜94年)の特別展が始まる。同館の所蔵品や諏訪市美術館から借りた作品など約90点を展示。初期から晩年まで、細川さんの制作活動の全体像が分かる内容になっている。

 細川さんは東京芸術大に進学後、東京を拠点に活動した。各分野で優れた業績を挙げた県関係の個人、団体に贈られる「信毎賞」正賞のブロンズ像「耀(かがや)く」の作者でもある。

 斜め上を見上げるようにすっと立つ「王妃像No・1」、ぎょろりとした義眼が入った「道元」などが並ぶ。平安時代末期から鎌倉時代初期の絵巻に着想を得て地獄を表現したシリーズ作品や、頭に鳥が止まった男など平穏さを感じる晩年の作品が目を引く。

 6日は松本市美術館でオープニング式典を開催。細川さんの弟の細川昭八さん(84)=諏訪市=が「古里の皆さんに見てもらえて故人も喜んでいると思う」とあいさつした。

 特別展は同美術館主催、信濃毎日新聞社共催。11月26日まで。観覧料千円(大学生、高校生、70歳以上の松本市民は600円)。期間中にメダルを鋳造する参加型講習会(10月8日)などがある。問い合わせは同美術館(電話0263・39・7400)へ。

(10月7日)

長野県のニュース(10月7日)