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売木の重見さん、ギリシャのウルトラマラソン9位 246キロ完走

「走ることが好き」。過酷なレースも強い気持ちで乗り切った重見さん(左)=9月29日、アテネ「走ることが好き」。過酷なレースも強い気持ちで乗り切った重見さん(左)=9月29日、アテネ
 下伊那郡売木村職員でウルトラマラソンランナーの重見高好さん(35)が9月29、30日にギリシャで開かれた大会「スパルタスロン2017」に出場し、369人中9位の成績を収めた。初めて出場した2年前よりも2時間近くタイムを縮めて、日本人54人の中では2位。途中で体調を崩すアクシデントもあったが、最後まで諦めずに完走した。

 同大会は、マラソンよりも長い距離を走るウルトラマラソンの最高峰とされている。アテネからスパルタまでの246キロのコースを36時間以内で完走しなければならず、今大会の完走率は約70%。重見さんは25時間38分で走り切った。

 重見さんは「うるぎ村」の文字が入ったタンクトップで出場。村の英語版観光パンフレット約300部をレースの前後に各国の選手に配るなど、村を世界へ広くPRした。

 レースでは、行きの飛行機が7時間ほど遅れて疲れが出たためか、100キロ地点で体調を崩した。全身がけいれんし、動けなくなるほどだった。現地スタッフから「やめるか」と聞かれたが、心を持ち直して足を動かした。時差の影響で夜間に眠くなって転倒、けがを負い、流れ落ちる血液の感覚で目を覚ましたという。重見さんは「順位も大事だが、最後まで走ることができてよかった」と振り返る。

 8日は、重見さんが中心となって進めるマラソン大会「うるぎトライアルRUN」が村内で予定されており、県内外から約250人が訪れる。「これからも走ることを通して村を盛り上げていきたい」と意気込んでいる。

(10月8日)

長野県のニュース(10月8日)