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善光寺に落書き 国宝の本堂など数十カ所

仁王門で見つかった落書き=8日午後11時2分、長野市の善光寺仁王門で見つかった落書き=8日午後11時2分、長野市の善光寺
 長野市の善光寺で8日、国宝の本堂、国重要文化財の山門(三門)と経蔵、仁王門などの壁や柱に落書きがあるのが見つかった。長野中央署によると、落書きは白色のマーカーペンのようなもので書かれ、確認できただけでも数十カ所に上るという。同日午後4時40分に善光寺から通報を受けた同署が文化財保護法違反などの疑いで調べている。

 同署によると、落書きのほとんどは「×」印のように見え、大きいもので12センチほど。いずれも人の背丈の範囲で書ける高さにあるという。落書きされた日時は不明。善光寺の大勧進や大本願の建物にも被害があるとみて調べている。

 山門では、西側の壁や柱の地上から高さ1メートルほどの場所、近くの仏足石に、白い「×」印が書かれていた。

 現在の善光寺本堂は1707年建築。江戸中期を代表する寺院建築として、1953年に国宝に指定された。経蔵は9月に保存修理工事が終わったばかりだった。一山の住職の一人は「国民の宝に、なぜそうしたことをするのか。悲しい気持ちだ」と話した。

 本堂では2008年にも、柱や板戸に白いスプレー状の塗料で落書きされる被害があった。

(10月9日)

長野県のニュース(10月9日)