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善光寺落書きは100カ所以上 近隣施設でも

長野市の武井神社の鳥居で見つかった白い×印の落書き=9日午後5時長野市の武井神社の鳥居で見つかった白い×印の落書き=9日午後5時
 長野市の善光寺で国宝の本堂などに多数の落書きが見つかった事件で、境内で落書きが100カ所以上確認されたことが9日、同寺などへの取材で分かった。同寺の近隣の神社や1キロ余離れた複合施設などでも同様の落書きが見つかったほか、8日に落書きのあった場所で不審な動きをする女性が目撃されたり、防犯カメラに写ったりしていた。長野中央署は文化財保護法違反や器物損壊などの疑いで調べるとともに、同寺などから防犯カメラの映像の提供を受け、解析を進めている。

 善光寺事務局によると、8日午後1時ごろ、境内の「仏足石(ぶっそくせき)」などで落書きを見つけた―と参拝客から連絡があり、職員が複数の落書きを確認。9日までの調査で本堂や国重要文化財の山門(三門)や経蔵などの計約90カ所で落書きが見つかり、いずれも白いペンのようなもので書かれた「×印」だったという。

 ともに境内にある同寺大勧進の護摩堂など17カ所、同寺大本願の石碑や香炉など11カ所でも落書きがあった。宿坊が管理する釈迦(しゃか)堂や「むじな地蔵」像でも計7カ所で落書きが見つかった。

 善光寺事務局の若麻績信昭・寺務総長は「お寺は信仰の場所。憤りを感じる」と話し、境内で警備員らの巡回を強化する方針。落書きについて文化庁に報告しており、修復について協議する。

 大本願によると、参拝客が8日午前10時半すぎ、境内の石碑に女性が落書きをしている―と職員に通報。大本願や釈迦堂の防犯カメラには女性が落書きしているような映像が写っていたという。

 このほか、善光寺本堂から南東へ500メートルほどの西宮神社でも鳥居などに7カ所、南東に600メートルほどの武井神社でも20カ所の×印の落書きが見つかった。西宮神社の宮司によると、8日午後3時半ごろに参拝客から境内で「メガネをかけた女性がサインペンで何かを書いていた」と連絡があった。

 善光寺本堂から南へ約1・2キロ離れた複合施設「TOiGO(トイーゴ)」でも壁など5カ所で同様の落書きが見つかった。トイーゴの管理会社によると、8日午後5時45分すぎ、施設1階の壁に女性が落書きするような姿が防犯カメラに写っていたという。

(10月10日)

長野県のニュース(10月10日)

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