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養護学校生徒の手作り日用品、喬木村の「ふるさと納税」返礼品に

返礼品となる生徒手作りの平皿を持つ高橋さん。他には木工品、ティッシュボックスカバーなどがある返礼品となる生徒手作りの平皿を持つ高橋さん。他には木工品、ティッシュボックスカバーなどがある
 下伊那郡喬木村にある県飯田養護学校高等部の生徒たちが作った日用品が、村のふるさと納税の返礼品になる。木工、陶芸、手芸品など10点ほどをセットで発送する予定で、16日から受け付けを始める。県教委や村によると、特別支援学校の製品を返礼品で扱う例は把握している限り県内で初めてといい、全国的にも珍しい取り組みとみられる。

 セットの内容は、自校の窯で焼いた平皿やマグカップといった陶器、機織り機で織り上げたカラフルな布地が鮮やかなティッシュボックスカバー、小型の腰掛けや植木の鉢置きになる木製の台など。ほかにハンカチや小物入れ、トートバッグといった日常生活で活躍する品々が盛りだくさんだ。

 同校高等部には知的障害のある生徒96人が通っており、これらの物を作る作業学習をほぼ年間通して行っている。1985(昭和60)年の開校から継続し、技術を蓄積。製作物のバリエーションは広がっており、地域の催しなどで販売すると住民に喜ばれるという。

 同校教諭で高等部部長の高橋和彦さんは「遠方から買いに来てくれる方もいて本当にありがたい。返礼品になって求めやすくなればいい」と話す。

 喬木村産業振興課によると、ふるさと納税で村に寄付した人から「飯田養護学校を応援したい」などの声が寄せられ、商品を知ってもらうことで「生徒の励みにつながればいい」との思いから、返礼品として扱うことを決めた。1万5千円以上の寄付で1セット贈り、当面は10セット分まで受け付ける。

(10月11日)

長野県のニュース(10月11日)