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車輪付き台車で飛ぶパラグライダー 生坂村観光協会が導入

生坂村観光協会が導入する車輪付きパラグライダー生坂村観光協会が導入する車輪付きパラグライダー
 東筑摩郡生坂村の村観光協会は、障害者や足腰の弱い高齢者向けに車輪付きのパラグライダーを導入し、村内のスカイスポーツ公園で近く運用を始める。幅広い人に体験してもらう試みで、日本パラグライダー協会(茨城県石岡市)によると、常時体験できる施設は県内で初めて。障害者への普及や観光客誘致を目指している。

 同公園でパラグライダー教室を開く小宮山雄二さん(62)=大町市=が昨年秋、村側に導入を打診し、実現。車で公園内にある丘の頂上に行けることや、凹凸がない斜面が適しているという。村観光協会がフランス製の2台(1台約85万円)を購入した。

 一般的なパラグライダーは人の体を固定する「ハーネス」と呼ばれる器具に乗って飛ぶ。村観光協会が導入した車輪付きパラグライダーはハーネスの部分が車輪(3個)付きの台車になっており、台車に体を固定して斜面で勢いを付けて下り、滑空する。

 体験は有料で料金は現在検討中。高低差約200メートルの丘から小宮山さんの付き添いで滑空するコースと、高低差約35メートルの斜面を1人で滑空するコースを設ける。体験の受け入れは11月末までで、来年以降は4〜11月とする。

 小宮山さんは「障害者にとってパラグライダーをメジャーなスポーツにしたい」と期待。村観光協会の担当者は「アウトドアスポーツは体が不自由な人はできないというイメージをなくし、村の自然を楽しむ人を増やしたい」と話している。

 車輪付きパラグライダーにも対応した、日本パラグライダー協会認定ライセンスを取得するコースも設ける予定だ。問い合わせは村観光協会(電話0263・69・3111)へ。

(10月12日)

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