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森林税の説明会始まる 使途拡大求める声

県の担当者から次期5年間の森林税の基本方針案を聞く参加者=12日、佐久市県の担当者から次期5年間の森林税の基本方針案を聞く参加者=12日、佐久市
 県は12日、来年度以降も継続して超過課税する方針を示している森林づくり県民税(森林税)の基本方針案について、県民から意見を聞く説明会を佐久市で開いた。県内4カ所で開く説明会の初回。森林組合や観光関係者、地元住民ら80人が参加し、森林税の使途拡大を求める声が相次いだ。

 中島恵理副知事は「すべての世代が森林の多様な恵みを享受できるように森林税の使い方を充実、発展させていきたい」とあいさつ。県の担当者が森林税をこれまでの里山整備に加え、来年度からの5年間で河畔林(河川周辺の森林)の整備や観光地での公共サインの設置、児童センターといった子どもの居場所の木質化などに活用する方針案を説明した。

 意見交換では参加者から「再造林を支援してほしい」「松くい虫被害がひどいので対策に充ててもらいたい」といった要望が出た。

 また、「(税活用事業は)小さな事業体では使いにくい」との指摘や、「税活用事業は現場で看板を掲げてPRしていくべきだ」との提案もあった。「(16年度末で使われずにたまった4億9千万円の)基金残高の活用を積極的にしてほしい」と求める声もあった。

 説明会は、13日に伊那、16日に松本、18日に長野の各合同庁舎で開く。

(10月13日)

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