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1票の重み考え学ぶ 上田西高で模擬投票も

信濃毎日新聞の記事などを使って比例代表制について学ぶ上田西高の生徒たち信濃毎日新聞の記事などを使って比例代表制について学ぶ上田西高の生徒たち
 上田西高校(上田市)の生徒たちが、選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初の衆院選に向けて、授業で選挙の仕組みや主権者としての姿勢を学んでいる。選挙権を持つ生徒が、抵抗なく投票できるようにする狙い。20日には小選挙区の地元3区と比例代表の北陸信越ブロックの模擬投票を行い、実際の衆院選の投開票後に自分たちの結果と比べて、意見を交わす予定だ。

 授業は、現代社会を必修とする3年生全生徒と1年生の特進コースの生徒が対象。現代社会の授業を利用し、模擬投票を挟んで全5回行う。模擬投票までに衆議院と参議院の違いや、小選挙区制と比例代表制、選挙の仕組みなどを学ぶほか、投票する際の基準について新聞記事などを活用しながらグループで話し合ったりする。20日の模擬投票は上田市選挙管理委員会から実際の投票箱を借りて行う。

 衆院選が急きょ決まったことから、教員らが教材作りを急いで進め、今週からクラスごとに授業を始めた。12日に行った3年生の2回目の授業では、生徒48人がプリントや信濃毎日新聞の記事を使いながら、若者の投票率の低さや比例代表制について学んだ。

 森下暁教諭(39)は、若者と高齢者の投票率の違いを示し、「若者の投票率が上がれば政治家の目が若者に向くようになる。1票を投じる価値は非常に高い」と伝えた。

 授業後、鈴木涼斗さん(18)は「投票することの重みが分かった。22日には投票に行きたいと思う」。依田果穂さん(17)は、今回はまだ選挙権はないものの、「社会の一員として、選挙に参加したいと思った」と話していた。

(10月13日)

長野県のニュース(10月13日)