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皮ごとOK 赤い新ブドウ 県果樹試験場が開発

県果樹試験場が開発した赤色ブドウの新品種。皮ごと食べることができ、糖度が高い県果樹試験場が開発した赤色ブドウの新品種。皮ごと食べることができ、糖度が高い
 県果樹試験場(須坂市)は19日、皮ごと食べられる赤色ブドウの新品種を開発したと発表した。大粒で糖度が高く、酸味が少ない点が特長。黄緑色の「シャインマスカット」や黒紫色の「ナガノパープル」と並び、県を代表するブドウとして生産振興を進める方針で、県は2022年までに栽培面積を100ヘクタールまで広げることを目指す。

 新品種の「ブドウ長果(ちょうか)11」は、房の重さが450グラム余でナガノパープルと同程度。糖度は22〜23%でシャインマスカットやナガノパープルより高い。酸度が0・2%と低く、強く甘みを感じられる。

 同試験場は「大粒で赤く、皮ごと食べられるブドウは、公的機関が開発した品種では例がない」と説明。珍しさに着目して08年に開発に着手し、黒紫色で細長い形の「ユニコーン」とシャインマスカットを交配した。種なし栽培も容易にできるという。

 当面は県内農家に栽培を限定する。18年秋に苗木の供給を始め、22年秋にも本格的に出荷できる見通しだ。

 県は大粒で種なしの品種として普及するシャインマスカット、ナガノパープルと同様に主力品種と位置付ける。今後の販売戦略として冷蔵貯蔵による年明けの出荷や他の品種との贈答向けセット販売に加え、輸出も視野に入れている。

 本年度中に品種登録する予定で、一般から名称案を募る。県ホームページから応募用紙をダウンロードし、必要事項を記入して11月2日までに県農業試験場知的財産管理部に応募する。

(10月20日)

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