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抗ウイルス成分加えた甘酒開発 松本大が2社と

甘酒「ゆるら」。手にする学生たちもお気に入り=19日甘酒「ゆるら」。手にする学生たちもお気に入り=19日
 松本大(松本市)人間健康学部健康栄養学科の矢内和博専任講師(45)の研究室と県内外の企業2社が、抗ウイルス作用があるとされる微細藻類「コッコミクサ」の抽出成分を加えた甘酒を開発した。試飲した同大の学生は「優しい味」と話し、矢内専任講師は「高齢者や子どもの健康に役立ててほしい」と期待している。

 商品名は「ゆるら」。ウイルスの働きを緩め、体を楽にして―との願いを込めたという。米アラスカ州の淡水で採取したコッコミクサを、微細藻類生産販売の日健総本社(岐阜県羽島市)が沖縄県内で培養し、多糖類を抽出して粉末に加工。これを、しょうゆ・みそ醸造の大久保醸造店(松本市)が甘酒の製造過程で、198グラム入り缶1本当たり0・1グラム加えた。

 コッコミクサは、同大健康栄養学科の木藤伸夫教授(62)=微生物学=と日健総本社が以前から研究。抽出した多糖類にはウイルスを吸着する性質があり、感染症を防ぐ効果が期待できるという。今回は矢内専任講師と、以前に別の食品共同開発を手掛けた日健総本社が、甘酒への活用を考えて大久保醸造店に協力を依頼した。

 同社の大久保文靖会長(75)によると、コッコミクサ粉末を均一に混ぜる方法を工夫したという。1缶356円(税込み)。問い合わせは大久保醸造店(電話0263・32・3154)へ。

(10月20日)

長野県のニュース(10月20日)