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遺言代用信託と暦年贈与信託 長野信金が取り扱い

 長野信用金庫(長野市)は信金中央金庫(東京)と代理店契約を結び、信金中金の個人向け信託商品の取り扱いを始めた。顧客の高齢化に伴って相続による他金融機関への資金流出が課題になる中、相続や贈与に絡んだ信託業務を通じて、子や孫の世代の新たな顧客を開拓する狙い。同信金によると、信金中金の信託商品の取り扱いは県内6信金で初めてという。

 信託は、委託者が金銭などの財産を信頼する専門家に託し、運用・管理を任せる法的枠組み。今月から取り扱いを始めた信託商品は、遺言代用信託「しんきん相続信託 こころのバトン」と、暦年贈与信託「しんきん暦年信託 こころのリボン」。いずれも信金中金が1月に提供を始め、全国の希望する信金が代理店契約を順次結んでいる。

 「こころのバトン」は、信金中金が委託者の信託財産(100万円以上3千万円以下)を運用し、委託者の死後、指定した受取人が指定された金額、方法で受け取れる。煩雑な相続手続きが要らない利点がある。

 「こころのリボン」は、委託者から預かった信託財産(500万円以上)を信金中金が運用し、指定した受取人に贈与する手続きを代行する。存命中に資産を移転することで、相続税の負担が軽くなるという。

 ともに信託財産は元本を保証する。運用に対する「信託報酬」や手数料を払う必要がある。

(10月24日)

長野県のニュース(10月24日)