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元大鹿小元講師に懲役4年 地裁飯田支部判決

 南信地方の学校で少女にわいせつな行為をしたとして強制わいせつの罪に問われた大鹿小学校(下伊那郡大鹿村)元講師唐沢慧(さとし)被告(31)=下伊那郡松川町元大島=の判決公判は23日、地裁飯田支部で開かれ、高橋信幸裁判官は懲役4年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 高橋裁判官は、他の人に見つかりにくい時間、場所を選んで複数回、犯行に及んでいたことなどを挙げ「計画的であり極めて悪質」と指摘。「教員としての倫理観、責任感が欠如している」と批判した。また、被告が、周囲に被害を告白した少女に、被害の告白を撤回するよう働き掛けていることなどから「反省の態度が認められない」とした。

 執行猶予付き判決を求めていた弁護側は取材に、控訴するかどうかを被告と話し合いたいとした。

 判決によると、唐沢被告は15年2月ごろ、南信地方の学校で、10代の少女の体を触るなどした。

 被害者や両親の代理人弁護士は閉廷後の取材に対し「実刑判決で安心したが、懲役4年という判決を(被害者や両親は)残念に思うのではないか」とし、被告を講師として採用していた村を相手に年内にも損害賠償請求訴訟を起こす考えを明らかにした。

 村教委の島崎英三教育長は判決を受け「あってはならない事件。被害者、ご家族の皆さんにはおわび申し上げたい」と述べた。再発防止のために教職員向け研修を行っているとした上で、教員の非行を早期に発見する対応方法も検討したいと説明。損害賠償請求訴訟については「まだお答えできることはない」と述べるにとどめた。

(10月24日)

長野県のニュース(10月24日)