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踊る「AKブー アラ40」 平谷の8人村おこし

気分はアイドル。手を大きく振り回して踊るAKブーのメンバーら気分はアイドル。手を大きく振り回して踊るAKブーのメンバーら
 下伊那郡平谷村の40代女性8人のグループ「AKブーアラ40(フォーティー)」が、28日に開かれる村主催の村おこしイベント「珍珍幕府・秋の陣」の芸能発表会での公演に向け、練習に励んでいる。結成7年目。ここ数年は、メンバーの夫や子ども、小学校の教員も加わってダンスを踊り、イベント会場を盛り上げている。

 今年は、タレントのブルゾンちえみさんのネタに、平谷村らしさを取り入れたネタを披露。途中、踊りの中で髪をかき上げるしぐさをするなど、色っぽさを出している。2曲目は、夫や子どもたちも交ざり、アイドルグループ「欅(けやき)坂46」の「サイレントマジョリティー」を踊る。

 平谷村は、1日現在の人口が435人と、県内の77市町村で最も少ない。平谷小学校も児童数が徐々に減少。8年前、当時子どもが小学校に通っていた塚田暁子さん(48)が、音楽会に花を添えよう―と、保護者たちを誘って歌や合奏で参加した。

 ただ、子どもが卒業し、音楽会へ参加することがなくなった。ステージに立つ親をうれしそうに見つめる子どもたちの姿が見られないと思うと、一抹のさみしさを感じた。そこで村のイベントに出ようと、気の合う仲間に声を掛けてAKブーを2011年に結成した。

 1年目はアイドルグループ「AKB48」の「会いたかった」をミニスカート姿で踊った。「最初は抵抗があったけれどね」と塚田さんは振り返るが、村民たちには大受け。みんなの笑う顔がうれしくて、毎年曲を変えて出演している。2年前からはメンバーの夫や子どもたちも共演。最初は歩くだけの出演だったが、徐々にレベルが上がり、今回は一緒になって踊る。

 平谷小の講師、松下哲さん(24)は助っ人としてかつらをかぶり、女装して参加する。「学校の外でも地域の行事に参加できるのがうれしい。子どもたちの喜ぶ顔が楽しみ」と意気込む。

 芸能発表会のラストを飾るのは、明治時代から村に伝わる平谷歌舞伎。塚田さんは「AKブーは(演目順が一つ後の)歌舞伎を盛り上げる役割もあるんですよ」といい、「子どもから大人まで、多くの人に笑ってほしい」と話している。

(10月24日)

長野県のニュース(10月24日)