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テロなど対応保安監査 松本空港基準満たさず

平日も親子連れなどが見学に訪れる県営松本空港の展望デッキ。柵の外側に高さ約3メートルのワイヤ製フェンスを設置する平日も親子連れなどが見学に訪れる県営松本空港の展望デッキ。柵の外側に高さ約3メートルのワイヤ製フェンスを設置する
 国土交通省が2016年度に全国の33空港を対象にテロなどへの対応状況を調べた保安監査で、県営松本空港(松本市)のターミナルビル屋上にある展望デッキの柵が、基準を満たしていないとして改善の指導を受けていたことが24日、分かった。ビルを管理する第三セクター「松本空港ターミナルビル」(同)は11月、現在の柵の外側に高さ約3メートルのワイヤ製フェンスを新設する。

 同社によると、展望デッキは滑走路に面した西側が約40メートル、その両脇が約10メートルずつある。現在の柵は高さ約1・1メートルで、1994年のビル完成時に設置した。過去数回あった保安監査では指導を受けたことはなかったが、昨年11月の保安監査では、柵が基準に達していないとして、口頭と文書で改善を指導された。

 国交省の担当者は、基準の内容は非公表としつつ、「世界的にテロが懸念される情勢を受けて、基準の運用は近年厳しくなっている」と説明。昨年度の監査については「各空港とも見学デッキを共通のチェックポイントにした」と話した。詳しい内容は明らかにしていないが、柵の高さが問題になったとみられる。

 新たに設置するフェンスはワイヤ製で、現在の柵の外側に設置する。工事中も展望デッキは利用できる。同社の担当者はワイヤ製にする理由について「他の空港を参考に、訪れた人が飛行機を撮影するのになるべく支障がないよう配慮した」としている。

(10月25日)

長野県のニュース(10月25日)