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トラック、前車に続き進入 中野の踏切事故

トラックと衝突し、進行方向左側に大きく傾いた列車=24日午後0時40分、中野市桜沢トラックと衝突し、進行方向左側に大きく傾いた列車=24日午後0時40分、中野市桜沢
 中野市桜沢の長野電鉄長野線の「南沢踏切」で24日午前に下りの普通列車(3両編成)とトラックが衝突した事故で、トラックを運転していた長野市の会社員男性(38)が県警の調べに「前の車が通ったので大丈夫だと思った。列車の接近は気付かなかった」と話していることが同日、捜査関係者への取材で分かった。男性の安全確認が不十分だった可能性もあり、県警は過失往来危険の疑いもあるとみて調べている。

 現場は警報機と遮断機がない第4種踏切だった。中野署や男性の勤め先の長野市内の会社によると、トラックは同社の別の車に続いて踏切内に進入し、右側から来た列車と衝突した。

 現場から約300メートルの地点には遮断機のある踏切があるが、事故当時、踏切につながる道路は台風21号の影響で冠水していた。男性の勤務先によると、トラックの前を走っていた車の同僚が「遮断機のある踏切に向かおうとしたが、通行止めの看板があったので迂回(うかい)した」と話している。男性らは現場付近の道には不慣れだったという。

 事故は同日午前8時15分ごろに発生し、事故の衝撃で列車は進行方向左側に大きく傾いた状態で停車した。この影響で、長野電鉄は須坂(須坂市)―信州中野(中野市)間の運転を同日午後3時過ぎまで見合わせた。36本が部分運休、6本が遅れ、約1500人に影響した。

(10月25日)

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